【金継ぎ】万古焼抹茶碗
今から20年以上前、茶道を習い始めたころに買い求めた抹茶碗で、購入してすぐ落として割ってしまったのだそう。なので新品でまだ1度も使っていないという。
今回金継ぎして使えるようになって、「頭のしこりが取れました」と言っていました。
ずっと、なんとかしたいと頭の片隅にいつも思っていたそうです。
器の金継ぎが、持ち主の想いも穏やかにできることにつながるのは幸せなことです。
真空技法*をして割れ目に漆を入れたら、はみ出た余分な漆を取り除く。
*真空技法:真空にすることで割れ目に漆をしっかり浸透させることができる方法
欠けて破片のないところは蒔き地*で下地を作っていく。
*蒔き地:漆を塗った上から地の粉をふりかけることを繰り返して地層を作る下地つくりのひとつ
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