【金継ぎ】ガラスティーポット

ガラス食器は、金継ぎが発展したとされる室町時代にはほとんど見かけないものだっただろうから、やり方の手本はありません。金継ぎの過程も実験実験また実験という手探り状態でした。

金継ぎ専門職人は、“ガラス金継ぎ受け付けていません”が多数だと思います。

ガラスは、私も出来るだけやりたくない素材です。ガラス金継ぎして、どれくらいの時間経過でどうなるのか??未知数だからです。

写真のティーポットは私物だから実験としてこれからガンガン使ってみて、経過を観察していくつもりです。
このポット金継ぎも2年余りかけてゆっくり漆と相談?しながらしました。
ガラスは、ぐるり360度丸見えになるから漆の塗膜の厚みだけで層を重ねていきます。
漆の塗膜厚は、0.02〜0.04くらい。人間の顔の皮膚と同じくらいなんです。

FIVETREES

ファイブツリーズは三重県の太平洋が美しい伊勢志摩に工房を構えています。金属やべっ甲や漆などさまざまな素材を使用したオリジナルのジュエリー制作と陶磁器を金継ぎで修理そして天然の漆を使って器を中心に修理する金継ぎ塾とワックスを削って細工するジュエリー制作塾を開いています

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