琥珀ビーズの破損を金継ぎ
持ち主のお祖母様から譲り受けた琥珀製耳飾り。破損してしまい、身に付けられなかったそう。
琥珀は漆と同じくらいの硬度なので慎重に工程を進めていった。
仕上がりの様子
琥珀は透け感があるため、360度どこから見ても濁りの無いよう従来下地に使用する素材はやめて、漆のみで破損部分を充填していった。そのため長期間費やしたが、仕上がりは琥珀の明度を阻害しない出来となった。
「金継ぎ」は、本来ならば破損は傷、負の要素であるが、それを肯定的に受けいれて、傷ではなく景色あるいはデザインとして昇華され、新たな美としてその存在を面白がる日本人の柔軟な精神性が作り出したものであろうと私は感じている。
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