「銀と黒漆塗りの髪留め」を母へ
「わたし髪留めが欲しいの」
から始まった髪飾り制作の道。
いまも20年前に私が樹脂で作った髪留めを使っていて、去年とつぜん新調したいと申し出がありました。
金属に漆を焼き付ける金胎(きんたい)蒔絵の技法をアレンジして独自のやり方がうまれました。漆の先生にもたくさんの助言をいただきました。
髪留めが欲しいと言われなければ新しいことに挑戦するチャンスもなかったのですから母に感謝です。
母はグレイヘアなので銀の飾りは表情をつけて動きに合わせて輝きが変化するようにしました。
ジュエリーといえば指輪、イヤリング、ブローチ、首飾りが思い浮かぶでしょう。
髪飾りは昔は需要がありましたが、今や特殊なものとして扱われています。
私は今回の制作で髪を飾る事は優雅で美しいものだなあと強く印象に残りました。
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