金継ぎWORKSHOP 第1回目 8.8
「金継ぎ入門WORKSHOP」全6回コースの第1回目が終わりました。
今回持って来られた器のなかで、大きく割れた抹茶碗と欠損部のある器は6回コースでは終わらないことを説明して相談の結果、修理完了までWORKSHOPを続けることになった。
大破の抹茶碗は受講生がお茶をやり始めた最初に買ったお茶碗で、大切に戸棚の奥へ保管していて、それを棚から下ろす際、落として割ってしまった。
まだ1度も使ってないとのこと!かわいそう。
欠損部のある器は、阪神淡路大震災の時に破損したもので受講生のお母さんが「どうしても手放せない、いつか修理したい」という強い思いでずっと保管してあった。
それぞれの器への思いを聞くと、どうにかしてその気持ちを金継に反映させたいと熱が入る。
大切にしていたものが壊れてしまい、それを修理するということは、持ち主の心の一部にあるモヤモヤを晴らす力にもなる。
これらの修理には、真空技法を使った方が上手くいくが真空技法は私の工房でしか行えないものだから、、、結果私の宿題が増えてしまう。でも、何よりも楽しいからいっか!
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