余った漆の活用その2

菓子切りとして使う「黒文字」、クロモジと読む。
本来は拭き漆してはいけないものだけれど、私は何度か使い、香りが抜けてしまったものに漆を塗って楽しんでいる。
カラカラに乾いた黒文字に拭き漆を何度か繰り返して下地を作り、白漆で模様を描いた。

黒文字の形も和菓子がスパッと切れるよう成形してある。
漆でポップな模様を描いても、仕上がりが上品になる。これも漆の魅力のひとつだと思う。

FIVETREES

ファイブツリーズは三重県の太平洋が美しい伊勢志摩に工房を構えています。金属やべっ甲や漆などさまざまな素材を使用したオリジナルのジュエリー制作と陶磁器を金継ぎで修理そして天然の漆を使って器を中心に修理する金継ぎ塾とワックスを削って細工するジュエリー制作塾を開いています

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