2020.04.28 13:06【金継ぎ教室】作家田中恒子氏の黒い葉っぱ型器【生徒修繕】4作家の田中恒子氏作陶の黒い葉っぱ型の器。|修理前と修理方法器はギザギザの先が欠損しているのが1つと2ミリ以下の欠けが5つ。ギザギザの先の欠損部分を除く2ミリ以下の欠けについては黒中塗り漆のあと黒呂色漆で仕上げた。ギザギザの先の欠損部分には生漆と地の粉を層にした後、生漆ととの粉のパテを作って成形した。この器は素地がザラザラした陶肌で艶消しの釉薬なのでギザギザの先の欠損部分は蒔き地仕上げにして器の雰囲...
2020.04.28 12:53【金継ぎ教室】祖母作陶の器【生徒修繕】3今は亡き大好きなおばあちゃんが作陶した器。使うたびにおばあちゃんがそこにいるかのようだと生徒さんが言った。金継ぎで直したことでまたひとつ思い出が増えた。|修理前と修理方法器の欠けが1つ。破片がないので生漆と地の粉を層にして欠けた部分を成形した。生漆と地の粉を使った方法は手間を要するが強固な下地を作ることができる。溜め塗り技法を使って仕上げた。
2020.04.24 07:20【金継ぎ教室】しらさぎの絵皿【生徒修繕】2生徒さんが陶芸のワークショップで磁器のまる皿に描いたもの。|修理前と修理方法器は欠け1つとひび1つがあった。欠け破片はなかったので生漆と地の粉で層を作って成形した。ひびは生漆を入れて固めた。錫粉で仕上げた。
2020.04.24 07:15【金継ぎ教室】伊賀焼の鉢【生徒修繕】1いつか金継ぎでなおしたいと思って7年間欠けた破片も無くさないように持っていたのだそう。|修理前と修理方法器は欠け1つで破片があり、3つに割れている。欠けた部分の破片を麦漆を使って接着。破片はあるが大まかなものなので足りない部分へ生漆ととの粉のパテを埋めて成形した。錫粉で仕上げた。生徒さんと話し合って器の色になじむ錫の色を使った。出来上がりは想像以上に器の釉薬の感じと合っていて、修繕したところがわか...